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弁護士のお仕事 第5回

  • tanapirolawfirm
  • 2015年7月21日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、田中ひろし法律事務所です。


さて、先週のブログでは、初回の相談について、

というところまでご説明しました。

その後どのように進めていくのか、

今日は、借金に関する相談という設定で

少し事例をまじえながらご紹介します。


3.方針の検討 ~借金の場合~

借金に関する相談なら、初回にお会いした時点で

主に次のようなことを確認します。


(1)どんな相手から借金をしているか、

(2)いつから借金をしているか

(3)総額はいくらくらいか

(4)現在収入があるか、どんなお仕事をされているか

(5)現在持っている資産(家や車など)


ただ状況を確認しているだけ...と思われるかもしれませんが

弁護士側としては今後の方針を決めるために

非常に参考になります。


たとえば、(1)と(2)の質問で、もし

複数の消費者金融から、長期間にわたって借金を

されていることがわかった場合、

「過払金」が発生している可能性が考えられます。

また、過去に高い利率で取引をされていた場合、

債務が大幅に圧縮されるということもありえます。

「過払金」はCMでおなじみの言葉なので、ご存知の方も

多いでしょうか。

当事務所でも、複数の消費者金融から合わせて

200万以上の借り入れをされていた方が、

残債務を5万円程度まで減らすことができた、

というような事例は多くございます。


⇒過払い請求についての解説と、Aさんの事例の詳しいご紹介はこちら


また、(4)については、「自己破産」という方法をとることが

適切かを判断するためにも、きちんと確認しておく

必要があります。

というのは、職業によっては、自己破産をすることで

その後、仕事を続けられなくなる可能性があるからです。

自己破産をしたことで、それまで得ていた収入が

途絶えてしまうのでは困りますよね。

これに該当する職業としては、個々の場合にもよりますが

弁護士、税理士のほか、警備員や旅行業者、証券外務員、

会社の取締役など、ほかにもたくさんの職業で注意が必要です。

当事務所の事例では、生命保険会社の営業をしていた方が

自己破産を避け、任意整理(弁護士が相談者の代わりに貸金業者と

交渉し、返済額を少なくしたりする手続き)を選ぶことで

仕事に必要な資格を失うことなく、債務額を

約5分の1にまで減らした、というケースがありました。


⇒任意整理についての解説と、事例の詳しいご紹介はこちら


また、(5)の質問は、

「資産を売ったらいくらになるか?」

という視点だけではなく、

「資産を手放さずにできる対応はないか?」

を考えるためにもきちんと確認しておきたいポイントです。

もし弁護士に「何か資産はお持ちですか?」と聞かれても

「家や車を売れってこと!?」

なんて身構える必要はありませんよ。

条件はありますが、「個人再生」という方法をとることで、

マイホームなどを手放さず、借金の一部を免除した方が

実際にいらっしゃいます。


⇒個人再生についての解説と、事例の詳しいご紹介はこちら



4.当事者の気持ちの確認と手続き

いずれの場合でも、相談に来られた方が納得した方法で

手続きを進めることになります。

もちろん、解決策といっても限度はありますので

「家も車も仕事も失いたくないけど借金はチャラにして!」

というわけにはいかないですが、

どの弁護士も、ご本人のことを長期的に考えたうえで

もっとも良い方法をおすすめしますので、

お気持ちは正直にお話ししてくださいね。


投稿者 弁護士法人田中ひろし法律事務所

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